スマホカメラの性能は画素数で比較してはダメな理由

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ほいほい!ソラトラボ所長のソラリスですよー!

 

新しいスマホの宣伝文句で

「〇〇万画素の超高性能カメラ搭載!」

ってよく謳ってるのを見かけませんか?

 

こういう感じでプッシュされると、

「なんかカメラ性能が凄そう!だけどどれくらい凄いのかよく分かんないや・・・」

という感じになるのではないでしょうか。

 

そこで今回は「画素数多いと本当に綺麗に撮れるのか?」

という点についてお教えいたします!

 

 

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スマホカメラ「画素数」ってなにを表しているの?

スマホカメラの写真というのは赤・青・緑(RGB)のちっちゃい点の集まりで作られています。

1つの赤青緑の点の集まりが「1画素」ということです。

この写真を拡大して見てみると・・・

このようなモザイク状の膨大な数の点がびっしり集められて

ひとつの写真が作られているんです!

 

で、カメラでいう「画素」というのは、

このひとつひとつの「点」の赤青緑の強さを感知するセンサー

ということですね。(このセンサーをイメージセンサーといいます。)

 

画素数が多いと細かな描写ができるメリットがある

イメージセンサーの画素数が多いとその分、

より細かい表現を写真に表現できるということになります。

 

確かにこの説明だけだと

「画素数が多いほどいいっていうことじゃないの?」

という意味になります。

 

しかし、むしろ画素数が多すぎると画質が悪くなるケースがあります。

 

 

これはどういうことかというと、

イメージセンサーの「大きさ」が深く関わってきます。

基本的にイメージセンサーが大きければ大きいほど周囲の光を集めやすくなり、

正しい色の情報をセンサーが感知しやすくなります。

 

例として同じ大きさの9画素と36画素の2種類のイメージセンサーで比較してみましょう。

 

まず9画素のイメージセンサーを見てみましょう。

1画素あたりの大きさはこんな感じです。

つづいて36画素を見てみましょう。

9画素のイメージセンサーと比べると

36画素のイメージセンサーは1画素あたりの面積が狭いことが分かります。

 

つまり、

1画素あたりのセンサーが狭い=1画素あたりの光を受ける量が少ない

センサーの感度が悪くなる

 

ということは、

そのためノイズが入ってしまったり、肉眼で見た時と全く違ったりするため

画質が悪くなるということが言えるのです。

 

センサーの画素数の多さを活かすには

ある程度のセンサーの大きさ(もしくはセンサーの感度性能)が必要ということですね。

 

 

結論:画素数だけではカメラ性能は判断できない

必ずしも画素数が多いからと言って、綺麗な写真が撮れるというわけではないのです。

画素数とセンサーの大きさとのバランスが取れていてこそ

いい写真が撮れるスマホカメラということですね(もちろんイメージセンサー以外の要素もとても大事)。

 

つまり、CMなどで「〇〇〇〇万画素の超性能カメラ搭載!」というのは

購入者が「画素数が多いからいいカメラ使ってるんだ!」って受け取ってしまうので

あまりよろしくない表現なんですよね・・・。

 

テレビやスマホの液晶でこの表現を使うのは問題ないけど。

 

メーカーさんの宣伝方法ももう少し考えてほしいものですよね。

 

ちなみにスマホカメラの性能の見極め方のポイントはこちらの記事に詳しく書いていますので

合わせて読んでおくと一層スマホ選びに役立ちますよ!

 

ソラリスが選ぶスマホカメラの性能で見た

2017年のオススメスマホはこちらで紹介しています!

 

ここまで読んでくれたあなた様に感謝、です!

 

 

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