ASUSから発売されるZenFone4は
前機種のZenFone3と比べてどれくらい良くなった?
スペックや機能を比較し、できるだけ分かりやすくまとめてみました!
ZenFone3とZenFone4のスペック差
それぞれのスペック表
ZenFone3
- OS:Android 6.0(Android7.0にアップグレード可能)
- ディスプレイ:5.2型IPS液晶 、1080×1920(フルHD)
- CPU:Qualcomm® Snapdragon™ 625(オクタコアCPU)
- メモリ:3GB
- 保存容量:32GB
- SDカード:最大2TBまで対応
- アウトカメラ(メイン):約1600万画素、F値 2.0
- アウトカメラ(サブ):なし
- フロントカメラ:約800万画素、F値 2.0
- バッテリー容量:2650mAh
- USBポート:Type-C
- 重量:144g
ZenFone4
- OS:Android 7.1
- ディスプレイ:5.5インチIPS液晶、解像度 1080×1920
- CPU:Qualcomm製「Snapdragon 660」または「Snapdragon 630」
- メモリ:最大6GB
- 保存容量:64GB
- アウトカメラ(メイン):約1200万画素、F値1.8
- アウトカメラ(サブ):約800万画素、F値2.2
- フロントカメラ:約800万画素、F値2.0
- バッテリー容量:3300mAh
- USBポート:Type-C
- 重量:166g
大まかに見るとZenFone3よりZenFone4が性能が上がっている
ZenFone3の後継機ですので当然と言えば当然ですが、
全体的に見るとほとんどの性能がアップしているような印象ですね。
ZenFone4のCPUは「Snapdragon 660」または「Snapdragon 630」となっているのは
どちらが搭載されるのか未定、もしくは地域によって異なるために
このような表記となっています。
では次からは細かく性能を見てみましょう。
ZenFone3と4のCPU性能、処理性能を比較
ZenFone3はCPUをSnapdragon 625を搭載していますが、
ZenFone4ではそれよりも一世代新しいSnapdragon 630(またはSnapdragon 660)を搭載予定です。
世代が違うとは言っても、一体どれくらいの性能差があるのか
よく分かりませんよね(;´・ω・)
簡単にまとめてみると…
・Snapdragon 625(ZenFone3搭載)
対応ディスプレイ解像度:フルHD(1920×1080)、WQXGA(1900x1200)
CPU:ARM Cortex-A53×8(最大2.0GHz)
GPU:Qualcomm Adreno 506
・Snapdragon 660(ZenFone4搭載予定)
対応ディスプレイ解像度:WQXGA(2560×1600)
CPU:Qualcomm Kryo 260×8(最大2.2GHz)
GPU:Qualcomm Adreno 512
※前世代(Snapdragon 653)との比較 ⇒ およそCPU性能が20%向上、GPU性能は30%向上
・Snapdragon 630(ZenFone4搭載予定)
対応ディスプレイ解像度:フルHD(1920×1080)、QXGA(2048×1536)
CPU:ARM Cortex A53×8(最大2.2GHz)
GPU:Qualcomm Adreno 508
※前世代(Snapdragon 625)との比較 ⇒ およそCPU性能が10%向上、GPU性能は30%向上
処理性能はほぼ上位互換といってもいいですね!
メモリも3GB⇒6GBと大きくなっていますし、
より安定した処理性能を持っていると言えるでしょう。
ただ、ZenFone3でも動画視聴や一般的なアプリ使用程度の
普段使いなら不自由はしない程の性能です。
そのためZenFone3 ⇒ ZenFone4に乗り換えても
体感的に処理性能の違いを感じる場面は少ないことが予想されます。
性能の差は綺麗な3D描写の高画質ゲーム・VRアプリになると実感できますし、
そういったものを使う予定がある人はより使いやすい機種と感じるでしょう。
ZenFone3と4のカメラ性能を比較
ZenFone3と4のカメラ性能はかなり異なるのですが、
どう変わったのかを見ていきましょう。
デュアルカメラが新しく搭載
デュアルカメラとはその名の通り、
本体背面(ZenFone4 Selfieでは画面側)に
2つのカメラが搭載されているというものです。
そうすることによって写真撮影の幅が広くなり、
今までのスマホで撮りづらかった写真もより撮影しやすくなります。
デュアルカメラ搭載スマホは、2017年代の機種から
ちらほら見かけるようになってきましたし、
近年のスマホのトレンドになってきたといった感じでしょうか。
ズーム機能が強化された
ZenFone4のデュアルカメラは、
メインカメラ+光学ズーム対応カメラ(最大2倍ズーム可)の構成になっています。
一般的なスマホのズーム機能は
いわゆるデジタルズームという方式が採用されていて
ズーム倍率が大きくなるほど画質の劣化が発生してしまいます。
しかしデジカメや一眼レフカメラと同じ形式である光学ズーム形式では
一切画質の劣化を起こさずにズームすることができます。
最大2倍のためズーム倍率は低いですけど、
ちょこっとズームが欲しい場面では
またメインカメラとサブカメラを併用して使うことが可能で
これを利用することで多少の画質劣化は発生しますが、
高い倍率のズーム撮影が可能となります。
アウトカメラの画素数が減った
メインカメラの画素数を比較してみると
- ZenFone3 1600万画素
- ZenFone4 1200万画素
と、ZenFone4の方が低くなっています。
画素数が低くなったから
写真の画質は低くなった…と思いがちですが
実のところ、「画素数が多い ≠ 高画質」なのです。
むしろ画素数を下げた方が画質が上がることもあります。
カメラの性能で大きく関わるのは
「レンズのF値」、「光を取り込むセンサーの大きさ・性能」
といった項目ですので、注意したいポイントです。
ZenFone3と4のデザインを比較
1位2位を争うほどの大事な要素、デザインを比較してみましょう。
ZenFone3のデザイン
- カラーバリエーション:サファイアブラック/パールホワイト/クリスタルゴールド
3色とも光沢があってとても綺麗なデザインで、
上品で高級感あって男性にも女性にも気に入りやすい色合いとなっています。
画面側はこんな感じになっています。
ZenFone4のデザイン
次にZenFone4のデザインを見ていきます。
- カラーバリエーション:Midnight black、Moonlight white、Mint Green
ZenFone3と同じく光沢があって綺麗な本体デザインですね。
カラーバリエーションは変更されてゴールド系が無くなって
代わりにミントグリーンが追加されました。
ディスプレイ側は下部に物理ボタン(位置的にホームボタン)が
追加されています。
背面側ではZenFone3にあった指紋認証センサーがありましたが、
ZenFone4ではなくなっています(ホームボタンが指紋認証センサー?)。
カメラはZenFone3で出っ張っていたものが無くなって
本体上部に移動しました。
まとめ
いかがだったでしょう。
ZenFone4は前機種と比べて全体的に性能が上がっていますが、
一番大きく変わったのはカメラ機能かなと感じました。
カメラ機能に特化させたZenFone ZOOM Sにもあった
デュアルカメラも搭載してますし、
その性能は十分に期待できます。
ZenFone3も評判がよかったですし、
後継機のZenFone4も期待したいところですね!
では、あなたのスマホライフに幸多からんことを。