はい、ソラトラボ所長のソラリスです!
5/29に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したという報道がありましたね。
北朝鮮が弾道ミサイル、450キロ飛び日本のEEZに落下 - Newsweek
EEZ(排他的経済水域)内に落下したため、被害はありませんでした。
しかし、北朝鮮は最近1週間に1回程のペースで弾道ミサイルを発射していて、
とても不安ですよね。
そんな時に発令されるミサイル発射が発射された時の警報システム、
「Jアラート」というものがあります。
今日のミサイル発射ではJアラートは鳴りませんでしたね(船舶・航空機には警報が届いていたところもある)。
Jアラートって本当に鳴るの?役に立つの?
いざって時に鳴らない、なんてことにはならないよね?
と、不安になっている方もいらっしゃると思います。
そこで今回はミサイルが発射されても
Jアラートが鳴らない考えられる理由についてお話します。
そもそもJアラートを発令する事態になっていない
内閣官房国民保護ポータルサイトにはこのような記載があります。
Q1.弾道ミサイルが発射されてもJアラートが鳴らないことがあるのはなぜでしょうか。
A1.
全国瞬時警報システム(Jアラート)は、弾道ミサイルが 日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がある場合に使用します。
逆に、日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がないと判断した場合は、Jアラートは使用しません。
なお、日本の排他的経済水域(EEZ)内にミサイルが落下する可能性がある場合は、Jアラートは使用しませんが、 船舶、航空機に対して迅速に警報を発します。引用:内閣官房国民保護ポータルサイト
日本の領土・領海・領空に侵入する恐れが無い場合は
国民に向けてのアラートを出さないということです。
つまりアラートが鳴るのは、以下の場合です。
- 日本を飛び越えてミサイルが通過した場合、
- 日本近海(領海=12海里内)に落ちると予想される場合、
- 日本の領土に直撃する場合
5/29の弾道ミサイル発射を例に考えてみます。
このときの発射は排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。
事前に領海内にミサイルが落ちる事は無いと判断されたため、
Jアラートは発令されなかったということです。
(近辺の船や航空機にはアラートが発せられました)
ここ最近の北朝鮮のミサイル発射は全て領海外に落下しているため
Jアラートは発せられたことはありません。
最近ミサイルが発射されてJアラートが鳴らないから心配している方は、
その必要はないということですね。
その他のアラートを受信しない原因
アラートを受信しないスマホ・業者を使っているから
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアで
販売されているスマホをご利用の方は問題なくJアラートが鳴ります。
しかし、格安スマホでは業者や使うスマホによってJアラートを受信しない場合があります。
特に海外産の格安スマホは鳴らない可能性があります。
「え?!格安スマホダメじゃん!!」と思われるかもしれませんが、
安心してください。
アプリを使えばその問題も解決されます。
詳しくはこちら↓の記事で。
スマホが圏外、または機内モードに設定しているから
Jアラートはエリアメール・緊急速報メールとして送信されます。
そのためスマホを圏外になってたり、機内モードになっていると電波を全く受信しなくなるため、
Jアラート発令を受信することはできません。
機内モードにすることは飛行機に乗るときくらいしかしないので、
ほぼ問題ないかとは思います。
しかし、頻繁に機内モードにする方はマナーモードを使う等、
少し使い方に注意が必要になってきます。
まとめ
- Jアラートは日本の領空に侵入、領海・領土に落下の可能性があるときに発令される
- JアラートはEZZ(排他的経済水域)内に落下したときには発令されない
- その他の要因(電波・利用しているスマホ…etc)でJアラートを受信しない可能性もある
といったところですね。
特に格安スマホを使っている方はJアラートを受信しない可能性があるため、
事前に対策をしておくことをオススメします。
対策方法はこちら↓の記事でまとめておりますので、是非参考にしてください!
あなたのスマホライフに幸多からんことを!