運動会シーズンで我が子の晴れ舞台を写真や動画で撮りたい!
いまやスマホカメラの性能は
ひと昔前のデジカメ以上のものになっていますし、
運動会もスマホで撮影する方も多くいらっしゃいます。
とはいっても、一眼レフカメラやビデオカメラの専用機に比べると、
運動会という舞台ではなかなかスマホカメラでの撮影は
うまくいかないこともよくあります。
でも!スマホでも十分いい写真は撮ることができます!
今回は運動会で使える綺麗な写真・動画を撮るためのコツについて解説しちゃいます!!
運動会でスマホを使って写真・動画撮影をするときに"あるある"な失敗例
撮影のコツを語る前に、
スマホを使った運動会での撮影でありがちな失敗って
どんなものがあるのかを知っておきましょう。
ブレる。とにかくブレる。
運動会などのスポーツイベントでのスマホ撮影はとにかくブレやすいです。
最近のスマホカメラは手ブレ補正機能も高性能になっていますが、
被写体となる人は走ったりしますので、
撮影タイミングによってはブレてしまうこともあります。
動画撮影においても、スマホは小さくて軽いですので、
なかなか撮影フォームが固定しづらく
安定した撮影はちょい難しかったりもします。
思ったよりも人が小さく写る
スマホカメラのほとんどが広角レンズで、
風景を広く写真に収めやすいようなレンズを採用しています。
そのため、ちょっと離れた人物を撮ると
肉眼で観るよりも「なんか小さくなってる?」なんてことも起こりやすいのです。
ズーム撮影をするとボケる・画質が荒くなる
運動会は主に撮影場所から離れた場所を撮影することが多く、
ズームを使いたくなる場面も多くあります。
普通のデジカメや一眼レフであれば全く問題ないのですが、
スマホだとほとんどの場合でズームすると画質が劣化してしまいます。
実際に比較してみましょう。
↓の写真がスマホカメラのズームを使わずに近くまで寄って撮影した写真。
こちらがスマホカメラのズーム機能を使って撮った写真。
スマホカメラのズーム機能で撮った写真の方は、
画質がちょっと悪くなっているのが分かると思います。
これはスマホのズーム撮影のほとんどは
デジタルズームという方式が採用されているので
どうしても大なり小なり画質の劣化が発生してしまうのです。
一眼レフ、デジタルカメラはレンズの焦点距離を動かしてズームするのに対して、
スマホのデジタルズームは画像処理で写真を引き延ばしてズーム処理を行う。
そのため、スマホのデジタルズームを使うとどうしても画質の劣化が発生してしまう。
絶好の撮影スポットを確保!…でも逆光(涙目)
スマホでの撮影は、逆光にとても弱いという弱点があります。
せっかくいい撮影場所を陣取ったのに逆光の場所でいい写真が撮れなかった…
なんて失敗も起こりやすいです。
スマホで運動会の写真・動画撮影をするときのおすすめな方法
お待たせしました!
よくある失敗の原因が分かったところで
その失敗が起きないようにどう対策したらいいのか、お話していきますね!
動きが激しい場面の写真撮影は連写モードを使う
連写モードを使って撮影するのも有効な手のひとつです。
ハッキリ言っちゃえば数撃ちゃ当たる理論ですね(笑)
スマホカメラで動きの激しい場面を撮るのはなかなか難しいものがあるので、
「ここ!」と思った場面でシャッターを切って、
10枚くらい連写した中でベストショットを探す戦法で行くと
失敗も少なくなるのでオススメです。
ズーム撮影するときはできるだけズームを使わず、外付けの望遠レンズを使う
運動会での撮影はどうしてもズームに頼らざるを得ない場面というのが出てきます。
そういうときにはスマホカメラのズーム機能ではなく
外付け望遠レンズを使うと画質を劣化させずに写真を撮ることができます。
外付け望遠レンズの値段もそこまで高いものではなく、
安いもので1000円ちょっと、3000円も出せばなかなかいいものを買えるくらいの値段です。
また、望遠レンズ単体ではなく
広角レンズなどのレンズセットや三脚などが一緒になっているセットもあるので
こういったものを買ってみるのもお得です。
スマホ用の三脚を使って手ブレを抑える
普通のカメラで撮影するときは三脚を使うこともありますが、
なんとスマホ用の三脚も売っていますのでそれを使うのも効果的です!
三脚を使えば手ブレの心配はありませんし、撮影するときも楽です。
また、セルフタイマーを使う時や自撮りをするときなんかでも
活躍するのでスマホで写真を撮る機会が多い方は
準備しておいてもいいかもしれませんね!
逆光時の撮影は「HDRモード」を使って撮影する
スマホカメラは逆光時の撮影に弱いと説明しましたが、
実は「HDR」という機能を使えば、
ある程度弱みを消すことができます。
HDR機能というのは、簡単に説明すると、
3枚程度の写真を撮り、その3枚の写真を合成することで
更に鮮やかに撮ることができる機能の事です。
こんな感じ↓で撮れます。
ただ、動きの激しいスポーツの撮影には不向きなので、
HDR機能を使う時は止まっている時や走っていない時などで使用するようにしましょう。
ハッキリくっきり写したい場合は
基本的には逆光での撮影は避けるようにしたいところです。
撮影モードに「スポーツモード」を使う、シャッタースピードを早く設定する
スマホカメラ・アプリの種類によっては「スポーツモード」という撮影モードがあります。
これを使うことでシャッタースピードが早くなるので手ブレが発生しにくくなります。
また、スポーツモードが無いスマホカメラ・アプリを使っている場合でも
マニュアル撮影モードでシャッタースピードを早く設定しておくと
同様の効果が得られるのでブレ対策にも効果があります。
被写体の動きの少ない時の撮影は「マニュアル撮影」を使ってみる
被写体の動きが少ない、撮影しやすいとき限定ですけど、
マニュアル撮影で細かい調整をすることで
綺麗な写真を撮りやすくすることもできます。
マニュアル撮影って難しそうに聞こえるかもしれませんが、
ちょっとしたコツを掴めば意外と簡単に扱えたりもしますよ!
マニュアル撮影の方法については↓の別記事でまとめましたので
こちらを参考にしてください!
まとめ
運動会で綺麗な写真を撮るためのポイントは…
- ブレ対策として三脚、スポーツモードに切り替え、シャッタースピードを落とす
- ズームを使った撮影時には外付け望遠レンズを使うことで画質劣化を抑えられる
- 逆光はできるだけ避ける。やむを得ず逆光撮影するときはHDR機能を使う
- 写真の撮影に失敗したら画像編集アプリを使う!
といったところですね!
最後にちょこっと書きましたが、
撮影に多少失敗しても画像編集アプリを使えば
ある程度の失敗だったら誤魔化せます。
やってしもうた…と思ってもまだ諦めるのは早いのです!
スマホならではの強みも活かしながら、
運動会でベストショットを残せるようにしていきましょう!!