2017年現在、スマートフォンに付いているカメラもデジカメ並の性能を持っているものがゴロゴロ発売されていますね。「2000万画素の高性能カメラが付いています!」なんて謳い文句もよく耳にすると思います。メーカーがスマホカメラの性能をアピールするときよく画素数をアピールするから何となーく画素数が高いカメラは高性能なのかなーって思いませんか?
えっとねー。結論から言うと…これ違うんですよ。
正確にはカメラの性能は画素数だけでは決まらないんです。画素数とその他の要素との組み合わせによっていい写真が撮れるカメラかどうか決まるのです。
「あ、これ難しい話になるやつや。」って思ったそこのあなたぁ!!
えっと、できるだけ誰にでも分かりやすく説明するように頑張りますからもうちょっと待ってぇ!(; ・`д・´)
私もいろいろと偉そうに語ってますが、まだまだカメラを始めたばかりの初心者です。ある意味初心者だからこそ分かりやすく書けることもあると思いますし、どうかどうかお付き合いください。
さー!ということで気合い入れてスマホカメラの性能の見方について説明していきますよー!!
どの性能見たらいいカメラか分かるの?
大まかにこの↓性能を見たら分かります!
- 画素数
- F値(絞り値)
- イメージセンサーサイズ
ひとつずつ説明していきますね。
例としてASUSのZenfone3を例に性能を見ていきましょう。
【ASUS Zenfone3スペック】
- 画素数:1600万画素
- F値:F2.0
- イメージセンサ―サイズ:1/2.8インチ
画素数
画素数を簡単に説明するならこんな感じ↓ですね
画素数が高い⇒より大きな写真を撮影することができる
決して画素数が高いからといって高画質の写真が撮れるという意味ではないのです。ですから画素数についてはそこまで気にする必要はありません。
F値(絞り値)
F値はF1.4だとかF2、F2.8・・・などFから始まる数値で、絞り値とも呼ばれています。F値が小さければ小さいほど、これが何を意味するかというとすっごくざっくり説明すると、F値が小さければ小さいほどレンズを通る光の量が多くなるので、暗い場所での撮影に強くなります。また、光を多く取り込めるので写真にノイズが乗りにくくなり、鮮明な写真を撮ることができます。ピントが合う範囲が狭くなるので、背景をぼかした写真が撮りやすくなります。
逆にF値が大きいものは、写真全体にピントが合うので背景までくっきりと撮ることができます。風景写真を撮るときに向いてますね。
スマホで写真を撮るということを考えると、撮影するものはどちらかというと自分のペットだとか自撮り写真など、カメラに近い撮影物を撮ることが多くなると思います。用途を考えるとF値が小さいスマホカメラを選んだほうがいいですね!
Zenfone3のF値を見てみると、F値は「F2.0」ですね。ここまでのF値であればかなりF値が小さなカメラと言えます。
イメージセンサ―サイズ
写真の画質を決める上でここが一番大事!
イメージセンサ―というのは、カメラのレンズから入った光を取り込んで電気信号に変換する半導体素子のことです。一般的にこのイメージセンサーが大きいほど高画質の写真を撮ることができます。より多くの光を取り込むことができるってことですからね。
スマホカメラのイメージセンサーは一眼レフなどに比べて小さくなっています。カメラ部以外の部分がこれでもかというほど詰まっていますし、なにより高いから仕方ありません(一眼レフクラスのイメージセンサ―がスマホに搭載されたら一体どれだけ高いスマホになるんだろ・・・)。
ちなみに平均的な性能のスマホカメラは、イメージセンサーのサイズが1/3インチ程度ですね(スマホの性能戦争が激しくなっていることから、どんどん平均イメージセンサーサイズ大きくなる可能性もある)。
Zenfone3は1/2.8インチですので平均よりちょっと大きいセンサーを持っていることが分かりましたね!
まとめ
写真の画質を決める要素が強い順は、
イメージセンサーサイズ>F値>>画素数
といった感じですね。ぶっちゃけ、画素数は1000万画素超えてればいいんじゃねって感じですw
とはいっても公式HPで公開されているのスマホのスペック表には画素数しか書かれていないこともしばしばあります。イメージセンサーのサイズやF値は小さな字で書かれていたらいい方、全くノータッチな機種もあります。逆に堂々とイメージセンサーのことやF値が明記されている機種はそれだけメーカーが自信をもって出している機種ということになりますね。
詳しいスペックが公式のスペック表に書かれていない場合は、それぞれの機種のWikiなどネットで探すことをおすすめします。
というか公式で書けよ!www
では、今回はこの辺で。ここまで見てくれたあなた様に感謝、なのです!