今やスマホでも満足行く音楽が聴けるようになりましたし、ウォークマンなどの音楽専用機が必要ないんじゃないかって思っちゃいますよね。
しかし、ソニーのサイトではこういった紹介がされていました。
>>>音楽専用機が快適な5つの理由。| SONY
簡単に要約すると、
「スマホにはないウォークマンを使うことでのメリットってこんなにあるよ!」
ということを紹介しています。
ただ、天邪鬼な私は…
本当にそうなのか?
と疑ってしまいます(笑)
ということで今回は、「スマホ」「ウォークマンをはじめとする音楽専用機」それぞれで聴くメリット・デメリットを紹介、
またその違いや「〇〇な人にはこういう使い方がいいよ!」という選び方のアドバイスをしていこうと思います。
スマホで聴く音楽のメリット・デメリット
まずはスマホで音楽を聴く時にどういったことが優れているか、また不便なのでしょうか。
メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
スマホさえ揃えれば気軽に音楽が聴ける
スマホで音楽を聴く場合の最大のメリットは「手軽さ」です。
外出するときは大体スマホを持って出掛けることが多いでしょうし、
イヤホン類があればいつでも音楽を聴くことできます。
ウォークマンを改めて持ち歩く必要もないですし、
忘れて音楽が聴けない・充電を忘れて聴けないということも少なくなります。
Spotifyなど音楽聴き放題サービスが快適に使える
音楽聴き放題サービスは、
サブスク型のサービスで月額料金を支払うことで無制限に音楽を聴くことができるというサービスです。
代表的な聴き放題サービスはSpotifyやAWA、LINEミュージックなどがあり、
1000円/月程度で楽しむことができますが、サービスによっては制限はあるものの無料で音楽が聴けるサービスもあります。
ウォークマンも音楽聴き放題サービスを利用できる機種もありますが、
スマホを使うので画面も大きくて操作もしやすいです。
また、Wi-Fi圏外で使用することもできますので、
使い勝手もいいというメリットがあります。
音楽聴き放題サービスは本体・SDカードの保存容量も節約できるので、
スマホで音楽を聴く派の方は一度試してもらいたいおすすめのサービスです!
いいヘッドホン・イヤホンを使えば音質面はほぼ満足できる
1万円以上のイヤホン・ヘッドホンを使えば、
なかなかのいい音質で音楽を聴くことができます。
そのためトコトンまで音質にこだわる人やノイズに敏感な人以外は、
イヤホン次第でスマホを満足のいくオーディオ機器に仕立てあげることも可能です。
基本的にヘッドホンだと没入感と迫力のある音を楽しみやすく、
イヤホンは繊細な音と持ち運びの良さがありますので、好みに応じてチョイスしましょう。
基本的にイヤホン・ヘッドホン類の音質と値段の関係は比例しています。
特に1000円台のイヤホンと1万円台のイヤホンの音質はかなりの差があるので、
出先で音楽を聴く時の荷物が若干減る
純粋にウォークマンなど別の機器を持ち運ばなくてもいいというのもメリットのひとつです。
リーズナブルな機器だとそうでもありませんが、
かなり音質のいい音楽専用機だと本体が大きいものも増えてきます。
また、出先でウォークマンを使って音楽を聴こうと思っても自宅に忘れてきたということも起こりやすいので、
スマホをオーディオ機器として使うことで、
忘れてしまう可能性を若干少なくすることができます。
アプリを使えば曲作りやカラオケ、DJプレイなど音楽で幅広く遊べる
ストアでアプリを検索すると音楽プレイヤーアプリだけではなく、
DJプレイのように遊べるものもありますし、
カラオケで歌ってシェアする「Pokekara」のようなアプリもあります。
ウォークマンやiPodなどの専用機では対応していないアプリも出てきやすいのですが、
スマホの場合は余程昔のスマホでない限り非対応というものはあまりありません。
スマホをオーディオ機器として使うと、
音楽でいろいろと遊べるというのもメリットのひとつでもあります。
デメリット
とことんまで音質にこだわろうとすると限界がある
ハイエンドのウォークマンとスマホを比べると、
やはりウォークマンなどの専用機の方が音質は良いです。
そのためスマホでとことんまで高音質化を狙ったとしても、
スマホは音楽専用機を超えられない壁があります。
中には音楽に特化した「GRANBEAT」のようなスマホもありますが、
ほとんどのスマホは専用機に比べて音質は劣ってしまいます。
スマホに音楽を保存する場合、保存容量を圧迫する
音楽をCDから取り込んだり、
ダウンロード販売を利用してスマホに保存すると、
どうしてもスマホの本体やSDカードの保存容量を圧迫しがちになります。
特にハイレゾなどの高音質な音源は1曲あたり100MBを超えることも珍しくありませんので、
かなりの保存容量を使います。
保存容量を圧迫するとアプリや他のファイルを満足に保存できないだけでなく、
スマホの処理速度が落ちる等のパフォーマンス低下にも繋がるので注意が必要です。
スマホで音楽を聴くとバッテリー消費が大きくなる
スマホで音楽を聴くと、
その分スマホも頑張って動きます。
すると当然バッテリーの消費が激しくなりますので、
外出先でスマホがバッテリー切れ…なんてことが発生しやすくなります。
Bluetoothヘッドホンを使うと更に電池消費が激しくなりますので、
連絡に使いたいときにバッテリー切れで使用できないなんてことにならないように気を付けましょう。
ウォークマンなどの専用機で聴く音楽のメリット・デメリット
メリット
高音質にとことんまでこだわることができる
音楽専用機ということで、
スマホと比較すると音質はかなりいい機種が揃っています。
機種によっては「USB-DAC機能」といってデジタル出力に対応しているものもあるので、
更なる高音質の音で再生することもできます。
こういった様々な機能によって音をトコトンまで音質にこだわることも可能なのが専用機の最大のメリットです。
スマホのバッテリーを消費せずに済む
音楽を聴く際にウォークマンなどの専用機を使うと、
その分スマホのバッテリーを使用せずに済みます。
特にスマホを何年も使っているとバッテリーが劣化して、
1日持たなくなることもあります。
専用機で音楽を聴くようにすると
「ここで音楽を聴くとスマホのバッテリーが持たなくなるからやめとこ…」
と、我慢することも少なくなります。
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
基本的にスマホのバッテリーであるリチウムイオン電池は、充電⇒使用を繰り返すことで、
バッテリーの寿命は減っていきます。
つまり、スマホで音楽を聴くと消費電力が大きくなるので、
「バッテリーの消費が激しい=バッテリーの寿命が短くなる」とも言い換えることができます。
保存容量を全て音楽に使用することができる
ミドルスペックのスマホで写真撮影やよくゲームで遊んでいるという方は、
保存容量がギリギリで苦しいという方も少なくないのではないでしょうか。
ウォークマンなどの専用機で音楽を聴くようにすることで、
スマホの保存容量不足で頭を悩ませることは少なくすることができます。
デメリット
低価格帯の音楽専用機だと、スマホとそこまで大きな違いが感じられない人が多い
メーカーを選ばないのであれば1万円を切る音楽専用機もありますが、
低価格帯の音楽専用機だとハッキリと「お!音質が上がった!」と感じられないケースの方が多いです。
正直、プレイヤーを変えるよりもイヤホンやヘッドホンをいいものに変えた方が音質が良くなったと実感しやすかったりもします。
そのため低価格帯の音楽専用機を買うのであれば、イヤホン類にお金を掛けることをオススメします。
機器を買うためのコストが掛かる
ウォークマンなどの専用機を買うとなると、安いモデルでも1万円前後の価格がします。
1万円という金額は決して安いとは言えません。
ただ、1万円あれば256GBの容量の大きいSDカードを買ったり、
出先でバッテリーが切れた時に使うモバイルバッテリーを買うこともできます。
音質にそこまでこだわらない方にはスマホの方でお金を使った方が快適さはアップしますし、
「絶対にウォークマンの方がいいよ!」ととはなかなか言いづらいところです。
手軽さはスマホに劣る
ウォークマンを持つということはもちろん、
荷物も増えてしまいますし、
充電管理もスマホとは別にする必要があります。
それに、ふと音楽を聴こうと思った時にプレイヤーが無いと音楽を聴くことができないので、
手軽さという意味ではスマホの方に軍配は上がります。
「スマホ」と「ウォークマンなどの音楽再生専用機」どっちを持つべき?
そこそこ高音質な音楽が聴ければOKということなら「スマホ」+「高性能イヤホン(ヘッドホン)」
そこそこの高音質で音楽が聴ければ満足ということならば、
スマホで高音質のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴くのをオススメします。
イヤホンは有線・無線どちらでもOKですが、
スマホによっては有線接続するために別途アダプタを接続する必要がある機種もあるので注意が必要です。
また、イヤホン・ヘッドホンは1万円以上の価格帯であれば、なかなかいい音質で聴けます。
「ソラトラボ」でもイヤホン・ヘッドホンの選び方の解説をしていますので、下の記事を参考にしてみてください。
>>>スマホでハイレゾ音源を聴きたい人のイヤホン・ヘッドフォンの選び方
スマホのバッテリー持ちが気になるなら「モバイルバッテリー」を使用する
スマホのバッテリーがすぐになくなってしまったり、
日頃からスマホを外出先で結構使うということなら、
モバイルバッテリーも一緒に持ち歩いて使うことをオススメします。
モバイルバッテリーは地震などの災害時にも役立ちますので、
スマホを持つならひとつは持っておきたいアイテムです。
たくさんの曲を聴きたいなら「音楽聴き放題サービス」や「大容量SDカード」を使う
たくさんの音楽を聴きたいということなら「音楽聴き放題サービス」を利用する方が安上がりです。
Spotifyをはじめ大体の配信サイトでは最高320kbpsで聴けるサービスが多く、高音質で聴くこともできます。
また、データ通信量を節約したいというなら128GB以上のSDカードを準備しておくといいでしょう。
128GBのSDカードだと単純計算で、
1曲あたり10MBで計算すると128GBのSDカードで約12800曲、
ハイレゾ音源(1曲あたり200MBで算出)だと約640曲を入れておくことができます。
細かなノイズが気になる・音質にこだわりたい・スマホを長持ちさせたいという方は「音楽専用機」
音に敏感でちょっとしたノイズも分かってしまう方や音質にこだわりたいという方、
スマホを少しでも長持ちさせたいという方なら、ウォークマンなどの音楽専用機を選ぶといいでしょう。
エントリーモデルのプレイヤーだとスマホと音質の差があまり感じられませんので
、スマホよりもいい音質で聴きたいなら安くても2~3万円台のプレイヤーが欲しい所です。
ソニーのウォークマンで言うとNW-A100シリーズやNW-A50シリーズがオススメです。
基本的にどんなに優れたBluetoothイヤホン・ヘッドホンを使用しても音質は若干劣化する
音にこだわるならイヤホン類はできるだけ有線タイプを使う方が理論上音質は良いとされています。
というのもBluetoothで通信する際必ずデータを圧縮する処理が含まれることにあります。
近年のBluetooth技術の向上で音質をほとんど損なわず音を聴くことが可能になりましたが、
それでもデータを圧縮するということには変わりないので、
理論上では有線の方が音質はいいとされています。
音楽を聴く時はスマホ・ウォークマンのどっちがいいかは目的次第
音楽を聴く時はスマホかウォークマン、どちらがいいかというのは正直
「音楽に何を求めるか」
で答えは変わってきます。
利便性で考えるならスマホですし、
音質にこだわりたいという方ならウォークマンがオススメです。
どちらもメリットデメリットはあるので、
まずはどういった面を重要視するかを考えてみましょう。
そうすることで、満足いくチョイスがしやすくなりますし、快適なミュージックライフを送ることができます。
ちなみにスマホで音楽を楽しむためのヒントを↓の記事にまとめておりますので、こちらも併せて参考にしてみてください!