スマホバッテリーの寿命を延ばすには
「バッテリーを使い切ってから充電した方がいい」
「だから毎日充電はしない方がいい」
と耳にしたことはないでしょうか。
でも、バッテリーを使い切ってから充電するのって
出先でどこでも充電できる場所があるとは限らないですし
使い勝手が悪いなー…と私は感じちゃうのです。
でも、「スマホを毎日充電するのは本当にダメなのか?」
疑問ではありませんか?
そもそもなんでこういう話が広まったのかというのも気になります。
…疑問に思ったら即調べるが私のモットー!!
ということで今回スマホのバッテリーの事についていろいろ勉強しました(笑)
なので今回は
「スマホを毎日充電するのは本当にダメなのか」
という疑問について考えてみたのですが…
「今のスマホでは毎日充電しても特に問題ないのでは?」
という結論に至っちゃいました。
その理由についてまとめてみましたので、
どうぞお付き合いください!(*´ω`*)
スマホのバッテリーは毎日充電しても大丈夫?
Appleではこういう考え方をしている
iPhoneを作っているApple社のページでは、
バッテリーに関するこういった文章を公開しています。
Appleのリチウムイオンバッテリーは、いつでも好きな時に充電できます。再充電の前に電力を完全に使い切る必要はありません。
またAppleのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し充電して使えます。バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると(放電すると)1回の充電サイクルを完了したことになりますが、必ずしも1回の充電ごとにすべてを使い切る必要はありません。
例えば、バッテリー容量の75%を1日で消費し、夜のうちにフル充電したとします。翌日25%を消費する、すなわち合計100%消費すると、2日で1回の充電サイクルを完了したことになります。1回のサイクルを完了するのに数日かかることもあるかもしれません。
どんな種類のバッテリーも、ある程度充電を繰り返すと容量が減っていきます。リチウムイオンバッテリーなら、充電サイクルを完了するごとに減る容量はわずかです。製品によって異なりますが、Appleのリチウムイオンバッテリーは、充電サイクルを数多く繰り返しても本来の容量の少なくとも80%を維持するように設計されています。
要約すると…
『「2日間でバッテリーを100%⇒0%まで使い切ってフル充電する」という使い方をしていても、
「毎日夜に80%まで充電⇒30%切ったら充電」という使い方をしても、
バッテリーの寿命の差はあまりない』
と受け取れますね。
継ぎ足し充電はバッテリー寿命にあまり影響しない
「バッテリーを使い切る前に充電する
『継ぎ足し充電』をすると寿命が縮みやすい」
と聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、近年のスマホでは
継ぎ足し充電を頻繁にしたとしてもそこまで劣化は進みません。
これは「メモリー効果」と言われるバッテリーの劣化現象を根拠にしたもので、
現行のスマホバッテリーであるリチウムイオン電池では
メモリー効果は発生しないと言われています。
(ニッケル水素電池やニカド電池ではメモリー効果による劣化は発生する)
スマホバッテリーにリチウム電池が使われている理由のひとつが
「いつでも、ガンガン充電できる使いやすさがある」
ということなので継ぎ足し充電は大いに結構なのです。
スマホの充電は毎日やっても問題ない、といっても良さそう
継ぎ足し充電が問題ないのであれば、
『スマホを毎日充電しても特に問題ない』
と言ってもいいとソラリスは考えています。
ただ、充電の仕方や使い方によっては、
バッテリーが劣化しやすく可能性はあります。
次の項目では、
「バッテリー劣化を起こしやすい、避けるべき充電のあれこれ」
について紹介させていただきますね。
スマホの充電について避けるべきあれこれ
充電しながら負荷の大きいアプリ(ゲームや動画など)を使う
ゲームや動画視聴アプリなどの
スマホに高い負荷を掛け続けるアプリは、
バッテリーの温度も高くなりやすくなります。
リチウムイオン電池は熱を苦手としていて、
高温状態でスマホを使い続けると、
バッテリーの寿命を縮める大きな要因になります。
寝る前にスマホを充電しながら動画を見る…
みたいな私みたいな使い方をしていてはダメということですね!( ;∀;)
スマホでゲームなどの負荷の大きいアプリを使う場合は、
充電ケーブルを抜いた状態でやることをおすすめします。
バッテリーを頻繁に使い切る、バッテリー切れ状態で長期間放置する
バッテリーを頻繁に充電切れさせて低電圧状態にさせると、
「過放電」「重放電」といった状態になる場合があります。
こうなると、スマホの寿命が縮んだり、
スマホの充電が正常に行われないこともあり得えます。
スマホバッテリーを使い切ってしまった場合は、
できるだけ早く充電を行うことをオススメします。
スマホを長期間充電ケーブルに繋ぎっぱなしにする
いわゆる「過充電」を防止するためなのですが、
最近のスマホには自動で充電をストップする機能が付いていることが多いので
基本的には過充電は発生しづらいです。
が、自動充電ストップ機能が付いていないスマホを
まだまだ現役で使っているという方も多いですし、
万が一ということもあり得なくもないです。
「寝ている間だけスマホを充電器につなぎっぱなし」という程度だったら
問題になる可能性は低いのですが、
何日もずっと充電器につなぎっぱなしにするという
極端な使い方は避けることをオススメします。
まとめ:スマホの充電タイミングはぶっちゃけ気にしなくてもOK。ただ…
今回スマホバッテリーの主流である
リチウムイオン電池についていろいろと調べましたが…
結論としては
「いつ、どれだけ充電しようがそこまで気にしなくてもOK」
というのが私の見解です。
敢えておすすめな充電方法を挙げるとしたら
『毎日充電してバッテリーを使い切らないように注意すること』。
ということ。
そして、充電サイクルの回数を減らすために
『日々のバッテリー節約を心掛けること』。
この2つがバッテリーの寿命を伸ばすコツと言えます。
ただ、以下の事は注意する必要がありそうです。
- スマホのバッテリーを使い切ってしまったらできるだけ早く充電する
- 充電ケーブルを何日も繋ぎっぱなしにしない
- スマホが熱くなりやすいアプリを使う時は充電器を使わない
現在主流で使われているスマホは
ユーザーにとって使い勝手のいいものに近づいていますし、
上記の注意点を守ればあとは使いやすい充電方法でOKという感じです。
バッテリーに関する他の記事もいろいろ書いているので
こちらも読んでいっていただけると嬉しいです!