ROM?RAM?メモリ?スマホ性能の分かりづらい表現の意味を解説!

スポンサーリンク

はい、ソラトラボ所長のソラリスです!

 

スマホの性能の記載で

「ROM:16GB, RAM:8GB」

というように書かれていることがありますが、

何が何を表している分かりづらいと思ったことはありませんか?

 

似ている単語だし、意味を知っている人でも

「あれ、どっちがどっちだっけ?」

って、なりがちなんですよね。

 

さらに「メモリ」という言葉も意味を混同して使われがちです。

 

そこで今回は「ROM」「RAM」「メモリ」が具体的に何を表しているか一緒に覚えていきましょう!!

 

スポンサーリンク

RAMとROMの意味は?

まず「RAM」と「ROM」についてです。

スマホのスペック表によく一緒に並べて書かれてあるので、

覚えづらいですがそれぞれの意味はこうです。

  • ROM(Read Only Memory):内部ストレージ(スマホ本体の保存容量)。写真や音楽などの電源を消しても消えないデータを格納しておく容量
  • RAM(Random Access Memory):一時的なデータ(キャッシュ等)を保存しておくための容量。電源を消すとデータが失われる。

 

 

もっとザックリ簡単に説明すると、

ROMは「これだけ沢山のデータが保存できるよ!!」という目安。

RAMは「これだけサクサクとスマホが動くよ!!」という目安です。

 

もっともっと分かりやすく他の物で例えてみると、

ROMは「いろんなものを収納できる本棚の大きさ」という感じです。

本棚(ROM)が大きければ写真だろうがなんだろうが沢山の物(データ)を収納できますよね。

 

一方、RAMは「仕事(処理)をするときの机の広さ(作業スペース)」という意味です。

狭い机(小さいRAM容量)で作業をするとやりづらくて作業が遅くなってしまいます(処理スピードが遅くなる)が、

広い机(大きいRAM容量)で広々と作業できるとストレスなくサクサク作業が進められます(処理スピードが早くなる)。

 

・・・まあ、厳密にはRAMが大きいといって必ずしも動作がサクサクいくとは限りませんが(CPUの性能など)。

しかし、RAMが大きいと動作がしんどい処理でもサクサク動く場面は多くなります。

 

 

「メモリ」って言われるとRAM、ROMどちらの意味にも取れる

続いて「メモリ」について説明していきます。

もしかしたらこいつが一番面倒なのかもしれません。

 

というのも、「メモリ」という言葉は、

保存容量(ROM)の事でもあるし、キャッシュを貯めておく方のメモリ(RAM)の事でもあるのです。

広ーーーい意味で「データを保存しておくもの」という意味なんです。

 

ね?ややこしいでしょ?

 

そのため、本体ストレージ(保存容量)とキャッシュを貯めておく方のメモリを

混同する人が多くなってるのです。

 

ちなみにスマホやパソコンに詳しい人は、

ROMを「(内部)ストレージ、保存容量」、

RAMを「メモリ」と使い分けている人が多いです。

 

大手キャリアの表現方法はこう!

[ad#responsive]

大手キャリア(ドコモ,au,ソフトバンク)ではどのように表記されているか見てみましょう。

3社ともほぼ同じ表記でした。

  • ドコモ ⇒『内蔵メモリ(RAM/ROM) 4GB/64GB』
  • au ⇒ 『内蔵メモリ(RAM/ROM) 4GB/64GB』
  • ソフトバンク ⇒  『メモリ ROM:64GB  RAM:4GB』

と、こんな感じでした。

 

これは私個人的にとても分かりづらい表現だなーって感じます。

 

スペックはスマホに詳しい人しか見ないかもしれませんが、あまり詳しくない一般の人からしたら、

え、ラムってのが6GBでロムが64GBだから、合わせて70GBもメモリがあるんだ!アプリをガンガンインストールできる!

という勘違いに陥る可能性も否定できません。

 

また、お店での会話でもすれ違うこともあります。

私が実際に耳にした会話がこういう感じでした。

 

店員「この機種メモリが4GBあるから結構サクサク動くんですよ!!」

客「え、4GBしか保存できないの??そこまで性能良くないじゃん…」

店員「…???」

客「…???」

 

みたいな感じw

見事なアンジャッシュ加減でした。

 

「いやそれくらい勉強しろよ!!(; ・`д・´)」

って言っちゃえばそれまでなんだけど(笑)

 

でも、こういう表記を分かりやすくする努力というのも

企業側はやるべきじゃないのかなとも感じるんですよね。

 

その方がユーザーも企業もどちらもプラスになるはずですから。

 

実は「ROM」という表現は世界的には使われない

英語圏でのスマホのスペック表記は「ROM」という言葉をほとんど使いません。

一般的に英語圏では「ROM」のことを「Internal Memory(内蔵メモリ)」や「capacity(容量)」と表記されています。

「RAM」は英語圏でも同じように使われています。

 

日本でも同じように分かりやすく表記したほうがいいんじゃないかな…?

ROMの事を普通に「保存容量」って言い方を変えるだけでいいのですから。

 

まとめ

  • 「ROM」は「本体保存容量(内部ストレージ容量)」のこと
  • 「RAM」は「キャッシュを溜めておく一時データの保存容量」のこと
  • 「メモリ」は「RAM」と「ROM」の両方を意味する言葉なので混同しやすい
  • パソコンに詳しい人の言う「メモリ」は基本的に「RAM」を指すことが多い

といったところですね!

 

ややこしいかもしれませんが、

特にAndroidを使う人はよく耳にする用語ですので、

覚えといて損はないですよ。

 

また、いくら大きいRAMを積んでいてもスマホの処理が遅くなることはあります。

下の記事では動作が重たくなったスマホの動作を軽くするテクニックを紹介していますので、

是非参考にされてくださいね♪

 

では、貴方のスマホライフに幸多からんことを!

 

おすすめの記事