スマホに依存する人が増えているという話はよく聞きますが、
こんな話があります。
日本医師会「スマホ使用で学力低下」が波紋…ドコモが反論「逆に向上もあり得る」 - Bussines Journal
日本医師会と日本小児学会曰く、
スマホを長時間使うと学力が低下する・・・らしいです。
それに対し、ドコモは否定どころか学力が上がると。
うーん、どっちも極論な感じがしますけど、
実際はどうなんでしょう。
今回はスマホを長時間使うと学力が低下するのかどうなのか、
真剣に考えてみました。
スマホを使えば学力は悪くなると考えられている根拠
日本医師会と日本小児学会はこちらの啓発ポスターを作成しました。
スマホの時間 私は何を失うか - 日本医師学会・日本小児学会 (PDFファイル)
スマホを使う時間が増えると
睡眠時間や体力、視力、学力、脳機能、コミュニケーション能力が
低下するという内容です。
確かに寝る間際のスマホ使用はブルーライトの影響で
睡眠の質の低下、睡眠不足にもつながります。
スマホを触ってばかりの時間が多くなると
勉強や部活動などの運動の時間も減りますので
体力低下も起こってもいいでしょう。
脳機能の低下は・・・
記憶や判断を司る部分(恐らく前頭葉のこと?)の脳の発達に影響が出るとポスターでは提言しています。
視力の低下はゲームなどと一緒でずっとやってれば
そりゃそうだろうなって感じです。
「スマホが原因」ではなく「時間の使い方」の問題では?
大なり小なりスマホを毎日長時間いじっているのは、
学力低下の原因のひとつでもある思います。
しかし、仮にスマホがない世界だったら成績は上がるのでしょうか?
答えはノーでしょう。
現代には様々な娯楽で溢れていますし、
スマホが無くてもゲームや漫画・本などで時間を浪費するだけでしょう。
しかし、現実には成績が悪い子がいれば成績がいい子もいます。
日本医師会・日本小児学会が発表したポスターに書かれているように
スマホを使う時間が長い子ほど成績が落ちるというデータが証明しています。
このデータの逆を返すと、
スマホが身近にあっても成績が落ちていない子もいる
ということです。
つまりさ。
学力が低い子に対する根本的な問題ってスマホがうんぬんではなくて
「時間の使い方が下手だから」ではないでしょうか?
でさ。時間を使うのが下手な子がいるってのは、
そりゃ当然だわなと(笑)
時間の使い方を身に付けるのも学校生活で学ぶことのひとつですし、
その習得度は生徒によってバラバラです。
それと脳機能の低下についてですが、
医学的な根拠に基づいていないということを記事中に書かれています。
スマホとうまく付き合うための方法とは?
それではスマホ…というより、
魅力的な娯楽とどう向き合っていけばいいのでしょうか?
これは子どもだけではなく
大人も気を付けなければいけないということを自覚しましょう。
大人も隙あらばスマホをポチポチしている人は多いですもんね。
…私も含めてね!!!
やらなきゃいけないことを洗い出して優先順位を付ける時間を作る
要はスケジュール管理能力を身に付けようってことです。
まずは、1日の中のどこかでやらなきゃいけないことを洗い出す時間を作りましょう。
そして、やらなきゃいけないことの優先順位とタイムリミットを設定するのです。
そうやってゴールをハッキリさせることが時間を上手く使うコツです。
ゴールの見えないことを続けても人間長く続きませんからね。
まずは目標と期限を決めるところから始めましょう。
1日単位、1週間単位など短い期間で目標を立てると
継続しやすいですよ!
やらなければいけない事をしている時は誘惑から距離を離す
例えば勉強をしていて、
ふと疲れた時にスマホが目に映ったらどうするでしょう?
読む読まないは別として目を惹かれますよね。
惹かれるのであれば物理的に離れればいい!
あるいはすぐに使えないような状態にしておくのもいいですね!
具体的には、
- 誘惑の無い部屋でやる
- 他の人の目があるスペースでやる(家族がいるリビングやお店、学校など)
- スマホに時間制限アプリなどを使って使えないようにする
・・・といったように「スマホ」を使えない、または使いづらい状況を作っちゃいましょう。
スマホの時間制限アプリはこういったものがオススメです!
やるべきことをやったら必ず娯楽を摂取する時間を作る
生き物はエネルギー源がないと動けません。
娯楽もエネルギー源のひとつです!
それに娯楽によって大切なことを学ぶことだってあります。
漫画のあのシーンで思わずジーンときちゃったり、
あのゲームで心震わされたり、
大好きなあのアーティストの音楽で背中を押されり…
そういった心を動かす作品に触れることは
必ずエネルギーになります。
適度に息抜きとして娯楽成分も摂っておきましょうね!
まとめ
スマホに限らず「やり過ぎ」は避けるべきです。
遊び過ぎも勉強し過ぎもどちらも考え物です。
どちらも適度にやって時間を有意義に使ってこそ、
「成長」がある、という訳ですね。
では、貴方のスマホライフに幸多からんことを。