今やSNS時代と言ってもいいほど広く発展しました。
スマホカメラで撮影した写真をSNSで公開して
SNSで繋がった人同士で楽しむことも多いでしょう。
しかし、スマホカメラの設定や撮影するものによっては
最悪、犯罪に巻き込まれるケースもあるってこと、知ってましたか?
SNSに写真をアップする際に、
注意しておかなければならない『あれこれ』について
考えていきましょう。
SNSに載せた写真から起こり得るトラブルの例
現在地や自宅を特定され、個人情報を不特定多数に晒される危険性
実はSNSに載っている写真から
現在地や自宅を解析することは可能です。
例えば飛行機に乗っているときに内から
これを悪用して個人情報を特定して、
ネット上にバラまいて拡散されることもあります。
現に、楽しそうな写真を見た犯人が
写真を載せている被害者のリア充っぷりを妬んで
個人情報をネット上に拡散した…
ということ事例も実際に発生しています。
[参考記事:http://news.mynavi.jp]
ネット上での付きまといやストーカーなどの犯罪に巻き込まれる
SNSにアップした写真から現在地や自宅の位置がバレて、ストーカーや付きまとい、
更には傷害事件の被害に遭う女性も急増しています。
また、現実世界の被害だけではなく、
SNS上でしつこく粘着され
SNSによるメッセージの連続送信などの
いわゆる「ネットストーカー」の被害に遭ったという事件もあります。
2017年1月3日から改正ストーカー規制法がされ、
SNSによるストーカー行為も含めて処罰することができるようになりました。
違反した場合は警察による禁止命令、
及び懲役または罰金も科されるようになりました。
本法律にいう「ストーカー行為」は、後述の「つきまとい等」の行為を反復して行うことである。
本法律の「つきまとい等」とは、目的を、「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する」ためにする行為であることを、また、その行為の相手方は、「当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者」であることを要する(2条1項柱書)。
ただし、以下1 - 4と、5のうち拒絶後の連続した電子メール・インスタントメッセージ・SNS等の送信やブログ等への返信等については、「身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る」(2条2項、改正同3項)。なお、5のうち無言電話、拒否後の連続した架電またはファックスの送信については、この限定はない。
「つきまとい等」の行為を、以下のように定義する(2条1項各号、改正同1-2項各号)。
- 住居、勤務先、学校その他通常所在場所でのつきまとい、待ち伏せ、進路立ちふさがり、見張り、押しかけ、付近をみだりにうろつく
- 監視している旨の告知等
- 面会・交際・その他義務のないことを行うことの要求
- 著しく粗野な言動、著しく乱暴な言動
- 無言電話、拒絶後の連続した架電、またはファックス・電子メール・インスタントメッセージ・SNS等の送信やブログ等への返信等
- 汚物・動物の死体ほかの送付等
- 名誉を害する事項の告知等
- 性的羞恥心を害する事項の告知等、性的羞恥心を害する文書、図画、電磁気的記録の媒体ほかの送付等、性的羞恥心を害する電磁気的記録ほかの送信
指紋を盗み取られる可能性がある
スマホのロック解除や決済時の本人認証など
最近では生体認証で指紋を使う機会もちょこちょこ増えてきました。
しかし、うかつに写真をSNSにアップすると
あなたの指紋が盗み取られる危険性もあるのです!
なぜ写真から指紋を盗み取られるのかは、
次の「スマホカメラで撮影した写真がなぜ危険なの?」の項目で説明しますね!
スマホカメラで撮影した写真がなぜ危険なの?
写真に付与されているタグ情報や位置情報を解析されて現在地や自宅の場所を特定される
スマホやデジカメで撮影したデジタル写真には
撮影した緯度経度などのジオタグデータと
撮影した日時や機種が分かるExifデータの2つを保存することが可能です。
このジオタグデータとExifデータを分析すると、
その人の現在地や自宅、職場の特定まで可能になってしまうのです。
もちろん、カメラアプリの撮影設定で
ジオタグデータとExifデータを付けないように設定できます。
しかし、カメラアプリの種類によっては、
初期設定で「位置情報を写真に添付する」という設定になっている場合もあるので
それに気付かずに撮影してSNSに…というケースもよくあるので注意が必要です。
写真のジオタグやExifデータを消しても写真に映り込んだ背景から位置を特定される
…であればよかったのですが、
残念ながら完全な対策とは行かないんです…
写真にランドマーク的な建物が映り込んでいる場合、
写真を撮影した現在地を割り出せる可能性があります。
例えば有名な観光名所などの有名な場所や大きなショッピングモール、
駅や学校…などなどですね。
駅の名前や学校の名前が映り込んでいたら
特定される危険性がぐぐーんと高くなるので
そういった写真はSNSにアップしない方がいいです。
ピースサインの写真から指紋などの生体情報を盗み取られる
写真に写るときにピースサインをする人も多いですよね。
でも、こういった写真もSNSにアップしたら
指紋を分析され、盗まれる可能性があります。
最近のスマホカメラは性能も格段に上がりましたし、
より鮮明な写真を撮影することが可能になりました。
鮮明がゆえに指紋もくっきり写ってしまうことも
重々考えられます。
写真を不特定多数の人から見られる設定にしてた場合、質の悪い人の目に留まって迷惑行為に発展する
特に女性の被害が多いのですが、
自分が写っている写真をSNSに載せていて、
その写真を誰でも見られる設定にしていた場合も
迷惑行為の原因になることも考えられます。
例えばあなたが映っている写真をSNSにあげて
それを見た質の悪い人が興味を持ってしまって
しつこく毎日メッセージを送ってくる…
という迷惑行為に発展するケースも多々あります。
それがエスカレートすると「ネットストーカー」ってやつですね。
でもこれを気にするとSNSに写真をアップする楽しみが
薄くなっちゃうのも事実です。
Twitterだったら写真をアップして
不特定多数の人から反応をもらえるのが楽しかったりしますよね。
でも、安心してください。
こういったSNSの楽しみを極力削らずに
迷惑行為の対処をすることもできます。
次の項目では
迷惑行為などの被害に遭わないための対策について
お話していきます。
SNSに載せた写真からのトラブルを防ぐ方法
カメラアプリの設定で位置情報を写真に添付しないようにする
カメラアプリの設定で
「位置情報を付ける」
のような設定項目があります。
で、これを「オフ」にすることで
どこで撮影された写真なのか分からなくできます。
大手SNSやブログサービスでは
SNSに写真をアップする段階で
自動的に位置情報やExifデータを削除されるようになっていますが
バグや仕様変更などで位置情報が残ったままになる可能性も否定できません。
念のためという意味合いでも
位置情報の設定はしっかりオフにして撮影することをオススメします。
ちなみにカメラアプリ設定で位置情報をオフにする方法は
別記事で説明していますので
こちらリンクから↓ご覧ください♪
アプリを使ってExifデータとジオタグデータを削除する
写真に保存されているジオタグデータとExifデータを消すアプリもありますので
それを使ってExifデータとジオタグデータを消すのもOKです!
操作自体も簡単ですので手間もほとんどかかりません。
おすすめなアプリは先ほどの
位置情報オフの方法を紹介している記事で紹介しています♪
自分のSNSのアカウントを身内しか見られないように設定する(鍵アカ設定にする)
SNSの設定で
「自分の友達のみ(フォロワーのみ)閲覧可能にする」
という設定をすることができます。
この設定をすると、
自分がSNSにあげた内容を
身内のみ(フォロワーのみ)見られるので
アップした写真が不特定多数の目に
留まりにくくすることができます。
ただ、Twitterでは
非公式リツイートされた場合
防ぎようがありませんので
フォローするときは注意した方がいいですよ!
自分をカメラで撮るときには指の腹をカメラに向けないようにする
指紋を盗まれないようにするため、
写真に写るときは指の腹をカメラに見せないようなポーズをしましょう。
パッと思いつきづらいかもしれませんが、
そういうのを考えるのもちょっと面白かったりするので
是非是非、お試しあれ♪
旅行先の写真はできるだけ帰ってきてからSNSにアップする
旅行から帰ってきてから写真をSNSにアップした方が
どこで撮影したか知られても特に問題はありません。
有名人がTwitterに写真をあげるときなんかは、
居場所の特定対策として時間差でアップすることもあります。
ただ、飛行機や電車、バス内の写真、
またはそれらが写っている写真は時間差アップしても
超詳しい人が見たら
住んでいる場所を特定できるケースもあるらしいです。
こういった写真はできるだけSNSにあげない方がいいみたいですね。
Twitterだとヤバい人に絡まれたらミュートにする。もしくはブロック⇒しばらくの間「鍵アカ設定」にする
ほとんどのSNSには「ブロック機能」があります。
イヤな人からのメッセージやその人のタイムラインを消すことができますが、
Twitterの場合だとブロックした相手側が
自分がブロックされたことを知ることができます。
質が悪い人だとサブアカウントを作って
報復行為をされることも考えられるので
逆効果になる可能性もあります。
この報復行為を防ぎつつ迷惑な人を切り離す手立ては2つあります。
ひとつは「迷惑アカウントをミュートにする」
もうひとつは「迷惑アカウントをブロックし、すぐさま鍵アカ設定(しばらくの間でOK)にする」
という方法です。
こうすることで、
報復行為をされにくい隔離方法になるので
困っている方は是非お試しください。
まとめ
SNSは気軽なだけに
写真もパパっと撮って、
パパっとアップしちゃいがちです。
しかし、SNSにアップするときは
しっかりと「この写真は大丈夫?」かを考えるのは大事だというのは
お分かりいただけましたか?
自分自身が犯罪に巻き込まれるなんて
信じられないですよね。
でも、こうした危険がある以上は
トラブルに巻き込まれないように
SNS利用の仕方をちょっと工夫して楽しむようにしましょう♪
では、貴方のスマホライフに幸多からんことを。